20090329 三宅島
第23回撮影会

三宅島撮影会を終えて
ぼくが初めて三宅島に行ったのは、15年ほど前のことでした。そして前回の大噴火の2ヶ月前にも撮影で訪れていました。その時はあの今だに奥までは行くことが出来ない雄山での撮影でしたので、いろんな思いがかけめぐった撮影会でもありました。そして、その一番最初の三宅島の撮影の時にぼくの撮影の手助けをしてくれたのが、今回もこうやって一緒に参加してくれた古橋さんでした。その古橋さんが、そんなぼくの思いを全部埋め合わせてくれるようなものすごくいい写真を撮ってくれました。ぼくにとっては、個人的な話で申し訳ないけれど、もうそれだけで充分にうれしい三宅島撮影会でした。とはいうものの、やはり忘れてはいけないのは、旅館のおかみさんをはじめ、あの島で出会った人々ですよね。少なくともぼくたちは、東京都三宅島の光を観に”観光”に行って、たくさんの写真を撮らせてもらいました。そしてその中で、たくさんのあたたかい光景を目にすることが出来ました。その恩返しは、必ずしたいと思っています。そして今回の撮影会に参加してくれた人たちには、少しだけお話ししましたが、この三宅島を含む「東京諸島」という大切な島々を、出来るだけ早いタイミングで全島を撮影して、展覧会であるとか写真集であるとか、ぼくたちにしか出来ない”もうひとつのあたたかいかたまり”を作っていきたいと思っています。それが出来たら、きっとすてきなことでしょうし、それが出来そうな倶楽部になってきたことを、心からうれしく思っています。それもこれも部員のみなさん、事務局のみなさんのおかげだと、この場を借りてお礼を言います。ありがとうね。
とにかく、三宅島はただの”黒い島”ではありませんでしたよね。そして今思い出してもあの”黒”は、温黒でもなく、冷黒でもない、限りなく最もプレーンな黒だったような気がします。あの黒の感じ、みなさんもぜひとも記憶に残しておいて下さい。どうもそこにいろんなことのヒントが含まれているような気がしています。
菅原一剛
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