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ピーテル・ブリューゲル、「怠け者の天国」 | by petitm
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ピーテル・ブリューゲル、「怠け者の天国」

1567年、板52x78cm、ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク蔵

 

寝そべっている三人は一応職業があるようで、穀竿を体の下にて寝ているのが農夫、長剣を放り出してだらしなく酔いつぶれて寝込んでいるのが戦士、上を向いて壺からワインが垂れてくるのを上を向いて待ち構えているのが書記、奥の農婦は口をぽかんと開けて何か落ちて来ないかと上を見ている。

 

上の方にはミルクの湖、その横にはサラセン粉のパテ山、丸焼きの豚にはナイフが刺さり、足のある奇妙な卵にはスプーンがささっている。

ブリューゲルは、これ程豊かだと仕事もせずに人間が駄目になると云う事を描きたかったのでしょうか。

しかし人間の欲は限りがなく、一つの物を手に入れたらまたもう一つ欲しくなる。いつまで経っても満足出来ないのが人間で、「きりがない」、その気持ちがあるから一生懸命に働き新たの物を手に入れようとする。

 

ここに描かれている人は、人間の本性を忘れ、与えられた物に満足して、自分の本職を放棄している。これが天国とは思えません。地獄画を見ているようです。

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Taken on June 8, 2014