20100918 式根島
第34回撮影会

ぼくも最初は式根島とっても、それこそ名前は聞いたことがあるといったレベルでよくわかっていなかったので、ネットで調べてみてもあまり情報が見つかりませんでした。いずれにしても百聞は一見にしかずと下見に訪れて、ぼくはそのとても穏やかな感じに、いきなり心を奪われました。しかもその穏やかな感じは、よくある南の島のそれとはまるで異なる、今ぼくたちが暮らす東京の延長線上に存在しているかのように感じることが出来ました。それもそのはずで、撮影会に参加した部員さんには、最初に案内した、あの島の中心部にある島のみんなが眠る墓地は、いわゆるぼくらが日常的に知っているお墓とはまるで違って、島の他の場所と同じように、いや、もしかしたら他の場所以上に、その墓地はとても明るい場所でした。そこにおそらく毎日のようにみんながお墓参りに来て掃除をして、しかも親族だけではなく、流人墓地さえもが毎日美しく保たれていましたよね。そんな島が、嫌な島であるわけがありません。そして、そんなとても暖かく、時にはとても文学的な佇まいを持つ式根島が東京であることを、とてもうれしく感じています。もちろん、今回の撮影会の写真には、そのすべてが写っていました。大切にしていきたいですね。こんな東京を。

菅原一剛
99 photos · 894 views