20100703 神田
第33回撮影会

撮影会の時にもお話ししましたが、今回の撮影地・神田神保町は、ぼくが東京で一番好きな街なのかもしれません。というよりも、本に、レコードに、楽器に、オーディオにと、とにかく好きなものがたくさんある大好きな街です。そんな神保町に、ぼくは中学生の頃から足繁く通っています。この数十年で、街並みも大きく変わりました。昔はこの街のシンボル的な存在だと感じていた「ニコライ堂」も、すぐ近くに行かないと見られないほどに、大きなビル群に囲まれてしまいました。にもかかわらず、何十年も「変わらない」と感じさせてくれる神保町の魅力というのは、いったい何なのでしょうか。たしかに、街並みのかたちは変わっても、神保町は今でも世界一の古本屋街です。カフェにしたって、スターバックスよりも、いわゆる喫茶店がたくさんあって、しっかりと流行っています。ぼくが昔から通っているカレー屋さんも、ラーメン屋さんも、洋食屋さんだって、そのほとんどが今でもとても繁盛しています。これだけ「変わっている」のに、これだけ「変わらない」ものがたくさん存在していることで知ることが出来たのは、改めてとてもうれしいことでもありました。そして、この街のように、ただ「変わらない」ではなく、「変わっているのに変わらないものがある」ということの大切さを、はっきりと知ることが出来ました。東京の街は、次から次へとそのすがたを変えていきます。それでも今回のように「変わらないもの」を見つけられたときというのは、何だかうれしいものですね。しかも、写真の中にそのことがしっかりと写し出されています。やりますね。「東京観光写真倶楽部」。

菅原一剛
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