20090606 新宿(2)
第25回撮影会

先日の撮影会でも少し言い訳をお話ししましたが、いずれにしましても、皆さんが楽しみにしてくれているコメントが遅くなってしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

新宿の写真というと、どうしても森山大道さんの写真をはじめとした路地裏ドキュメントな感じが、印象としてのスタンダードになっていることもあって、どうしてもこの感じに引っ張られている写真(簡単に言うとハイコトントラストな写真)であったり、少しばかり”どこかで観たことのある写真”をねらって撮られたであろう写真も多く見受けられました。それ程に、この街には多くの固有のイメージを持っているということにもなります。そして、その感じはどこかで無国籍ながらも、しっかりと向かい合えば向かい合うほどに、いい意味でもわるい意味でも(特にわるい意味での)東京、そして日本そのものの姿なのかもしれません。それでも、その中からそんな固有のイメージに負けないほどの、新宿ならではの発見がたくさんあったようです。ですので、ぼくも出来るだけ固有のイメージに振り回されないように、撮影者の気持ちになって、何度も何度もより個人的であろう眼差しのある写真を選んでみたつもりです。だから、今回はきっと今まで以上に、ご自身であったり、部員さんたちが選ぶ写真と大いに異なることになるのではないかと思っています。それでも、この写真倶楽部の力はものすごいものがあって、こうやってひとつのかたまりとして浮かび上がった時、その印象は紛れもなく「今の新宿」そのものの姿なのだと感じました。しかも、その印象は決してわるい意味での東京ではなく、いい意味での東京が写っていました。やはり、こんな発見は、いつの日もとてもうれしいものですね。そして、そのあたたかい写真のかたまりを引っさげて、いよいよ都庁で初写真展です。この写真を撮ることで見つけた本当のことを、皆さんで大切にしていきましょうね。

菅原一剛
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